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下肢静脈瘤の日帰り治療タイトル

下肢静脈瘤の種類と症状とは?

下肢静脈瘤の種類と症状とは大きく分けて4種類です。
足のどの部分にできるか?どの血管にできたかによって病名や治療方法が異なります。


「伏在静脈瘤(ふくざいじょうみゃくりゅう)」

伏在静脈瘤(ふくざいじょうみゃくりゅう)とは 足の表面近くにある静脈のうち、本幹となる太い血管が「伏在静脈」です。こぶのように拡張した状態を伏在静脈瘤といいます。

◎大伏在静脈瘤(だいふくざいじょうみゃくりゅう)
[特徴]
最も多いタイプ
[原因]
逆流防止弁の壊れ。妊娠・出産・日常的な動作や衣服の締め付けなど
[症状]
太ももから、ふくらはぎの内側にかけてあらわれ、血管も太いためボコボコに目立ちます。

◎小伏在静脈瘤(しょうふくざいじょうみゃくりゅう)
[特徴]
次に多いタイプ
[原因]
ひざの動きに影響を受けたため
[症状]
ふくらはぎの周辺、ひざの裏側などに症状があらわれます。





「測枝静脈瘤(そくしじょうみゃくりゅう)」

測枝静脈瘤(そくしじょうみゃくりゅう)とは 伏在静脈より枝分かれした、さらに先の部分が、拡張してきたものです。比較的、膝から下の部分に見られます。

◎陰部静脈瘤(いんぶじょうみゃくりゅう)
[原因]
妊娠・出産
[症状]
足のつけ根や太ももの裏側、陰部周辺に発生し、患部に痛みや熱っぽさを感じることもあります。

◎不全穿通枝(ふぜんせんつうし)
[原因]
穿通枝(交通枝)の弁が壊れたため
[症状]
深部静脈と表在静脈を結ぶ穿通枝にできるやや小さい静脈瘤です。





「網目状静脈瘤(あみのめじょう)」

網目状静脈瘤(あみのめじょうじょうみゃくりゅう) 太さ2〜3mmの、皮膚の直下の小さな静脈の拡張し、網の目状に広がります。比較的鮮明な青色となります。
 チリチリとした血管が青く透けて見えるタイプのもの(血管の太さは2〜3mm)で、ひざ裏に起こりやすいです。






「クモの巣状静脈瘤(くものすじょう)」

クモの巣状静脈瘤(くものすじょうじょうみゃくりゅう) 皮膚の表面(表皮)の下の、径0.1〜1.0mmの極めて細い血管が拡張したものです。盛り上がりが少なく、赤紫色になります。
 チリチリと見える静脈瘤タイプのものですが、網目状よりもさらに細い血管で(血管の太さは1mm程度)、ふくらはぎに起こりやすいです。



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